試験・勉強法

法律分野・実務分野の攻略法

試験日時・場所、受験資格、試験科目、合格基準、合格率など、試験の概要についてはおおよそのところをご紹介しましたので、ここからは、管理業務主任者試験の勉強法について述べていきたいと思います。

管理業務主任者試験の出題範囲は計5分野にわたりますが、その内容を整理すると、
①民法やマンション管理適正化推進法といった法律分野と、
②管理組合の会計や建物の維持・修繕といった実務分野の2つに分類することができます。

管理業務主任者は不動産関連の資格なのですが、実は①の法律分野からの出題が相当のウエイトを占めます。そして初学者にとっては、この法律分野の攻略がとても大事になってきます。というのも②の実務分野は、不動産業界経験者に圧倒的に有利であるため、点数に差がつくことが予想されます。そのため、初学者が不動産業界経験者に伍して戦うためには、法律分野で稼ぐしかないというわけです。

管理業務主任者試験の法律分野で中心を成すのは、民法、区分所有法、そしてマンションの管理の適正化の推進に関する法律(マンション管理適正化推進法)の3つです。

このうち、私法の基本法である民法から学習を開始するのがセオリーです。ちなみに民法は、管理業務主任者試験だけでなく他の不動産関連資格においても、試験科目になっていることがほとんどです。なので、ここでしっかりとマスターしておくと、ダブルライセンスの取得もスムーズに運びます。

一方、区分所有法とマンション管理適正化推進法は、マンションに特化した法律となります。内容が限定的であるぶん、民法ほどには踏み込んだ問題が出題されない傾向にあるので、ぜひとも高得点を狙いたいところです。

さきほど、実務分野は初学者と経験者との間で差がついてしまうと述べましたが、だからと言って、ただ手をこまねいているだけでは合格はままなりません。

実務分野の学習の難しさは、特に建物の維持・修繕などが好例ですが、実際に携わったことがない者にはその内容がうまく想像できないところにあります。その弱点を埋めるためにも、たとえばイラストの多いテキストを活用するなどして、できるかぎり具体的なイメージを持って学習を行うことが大事になってきます。

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